ホージー、男の中の男認定

デカレン勢からはボスに次いで二人目の選出。
ホージー主演の今週のデカレンジャー。くすんだ映像。ロボと怪重機の対決シーンは思い切ってカット。昭和歌謡風のBGMが飛び交う、とびっきりハードボイルドな、純・刑事ドラマでした。

特キョウ昇進試験に挑戦中のホージーは、四次試験までをパーフェクトにクリアし、最終試験にコマを進めていた。
そんなホージーの頑張りの影には、恋人の存在があった。行きつけのクラブの歌姫・マイク星人テレサである。非番のホージーは今夜もテレサの歌を聴きにクラブへ出向いていた。
テレサにはクロードという弟がいた。クロードは難病に侵されているテレサがクラブで働くこと、そしてデカであるホージーと交際していることを快く思っていなかった。
そんな中、若い女性が相次いで殺されるという事件が発生。被害者の女性の体からはある特定の栄養素だけが抜き取られていた。他の惑星でも同様の事件が報告されていることから、この事件は広域指定事件として捜査されることになった。そこで、長官のヌマ・Oは、特キョウ試験の最終課題として、ホージーにこの事件を48時間以内に解決するよう命じた。
現場の遺留品から、犯人はマイク星人の男性であると判明。それを知ったホージーは、一人でクロードの元に向かった。
ホージーが一連の事件との関連について追及すると、クロードは全てを語り始めた。姉の病のを治すため、様々な惑星で人体実験を行った結果、特効薬として最適の物質を地球の若い女性の体に発見したのだという。全てを聞かされ、呆然と立ち尽くすホージー。クロードはさらに多くの物質を集めるため、再び雑踏に姿を消した。
その夜、ホージーテレサのアパートに出向いた。ドアノブに手をかけるが、開けることが出来ずにいた。頭をよぎるのは、テレサとの楽しい想い出ばかり。そんな中、再び女子高生を狙った事件が発生したという知らせが入った。そのころ、クロードは、若い女性に狙いをさだめ、触手を向けようとしていた。そこにホージーが駆けつけた。「まて!」クロードに銃口を向けるホージー
クロード「俺がいなくなれば、姉さんは死ぬんだぞ!」
ホージー「…俺はデカなんだ」
クロード「姉さんを好きだっていうのは、ウソだったんだな!」
ホージー「ウソじゃない…愛している!」
隙をついて逃げ出そうとしたクロードに、ホージーのディーマグナムが火を噴いた。
結局、ホージーは試験に合格しながらも、特キョウライセンスを辞退。事件解決以来テレサとは会っていなかった。しかし後日、クロードの墓を訪れたホージーは、尼となったテレサとすれ違う。皮肉にも、テレサはクロードが地球人の女性から集めた物質のおかげで回復に向かっていたのである。
一瞬見つめあう2人。しかし言葉を交わすことはなく、お互いにそれぞれの道を歩いていくのだった。

一番しびれたのはジャッジメントシーン。ホージーがSPライセンスを掲げた瞬間、遮断機の信号の映像が挿入される。
青から赤に変わる信号機・・・
はたしてちびっ子達にはわかったんだろうか。
しかし久々にいいモノを見た。朝っぱらから見るモノじゃない気がしたが。13話(ボスのあれ)以来の興奮でした。
こんな日のエンディングはジャスミンウメコ・スワンさんの女子かしましトリオ。スワンさんが変身するのは四年に一度らしい。