人類の夜明け

携帯とガスと電気の止まった部屋で迎える夜明けは格別。
ぼくは目覚ましのタバコを一本吸い、手探りで支度を済ませる。
そしてシャツのボタンを掛け違えたまま、六時半の電車に乗り込むのである。
めざすはYOKOHAMA。地獄のヘルパー、mikisgy。エマージェンシー。
昼休み、休憩室のど真ん中でチョコチップスナック(安いパン)をもそもそ食べていたら、新卒のガールに「貸しますよ?」っていわれた。
何を?
結局、そいつのプリンを少しもらった。
そしていま、ゲリ眠い。