風林火山

mikisgy2007-06-05

仕事で甲府に行ってきました。
あえてあずさを使わず、早朝5時に出発して鈍行で3時間かけて旅情に浸ってきました。
ビリージョエルとパフュームを交互に聴きながら。
(疾きこと風のごとく)
さて、地方都市といえば女学生です。韮崎あたりから乗り込んでくるもっさり女学生たちの官能的な香りは、都会の生活やつらいニュースの連続で疲弊しきった私の心をやさしく包み込み、つかの間の楽園へといざなってくれます。
(徐かなること林のごとく)
と言いたいとこなのですが・・・最近の女の子が放つ画一的な甘い香り、皆さんにもわかりやすく言うと個室ビデオの店内のような香り、あれはいったい何なのでしょうか?残念なことに、今回、甲府の天使たちも例外ではありませんでした。
「失礼だけど、きみいくつ?え、15?そんな若いうちからねぇきみ、香料まみれの生活してたらいかんよきみ!丈夫な赤ちゃん生めないよきみ!いいかい?かの信玄公もおっしゃったように、そんなのつけなくてもまだ十分きみは・・・」
とお小言を言ってやりたかったのですが、ほかのお客さんもいたのでそこは私もオトナの端くれ。車窓から望む富士山に向かって心の中で叫んでおくことにしました。
(侵掠すること火のごとく)
でも、それだけが楽しみで甲府まできたのに、これでは花太郎や仕事場にいるみたいで、なんだか冷めてしまいました。ただただ身を固めて、このやりばのない悶々とした気持ちを売店で買った小倉デニッシュといっしょに飲み干すしかないのでした。
(動かざること山のごとし)
甲府の駅を降りると、信玄公の銅像がお出迎え。戦国最強と歌われた闘将は、世紀を超えてこのたるみきった社会に睨みを利かせていました。
「信玄様信玄様、日本はもうだめかもしれません。。。信玄様のお膝元がこんなありさまでは。。。」
ここまでの経過を、信玄様の御前にて報告しました。すると信玄様。
「は、風林火山?全然ちげーよ!バカか!もう一度中学から日本史の勉強やり直せば?中学生好きみたいだし。つうかおまえさぁ、毎日本気で従業員の幸せ考えてやってんの?ねえ?これからどうするのよ?だいたいさあ、、、」
なんか、疲れたな。