造られし思い出

昨日、幼馴染みのkbbが店に来ました。
急な再会に始めは戸惑いましたが、会話をしているうちに、いろいろな思い出の引き出しが開き始めました。
ご存じ、私は3才でサモアのサトウキビ農園に引き取られ、12才までをそこで過ごしました。
当初は右も左も分からず、言葉が通じないため友達もできず、しまいには変態の園長に気に入られてしまい、農園での作業の後は園長の部屋に呼ばれ、まだ若い菊門で採れたてのサトウキビを受け止める。。。そんな毎日に辟易としている中で、只一人私に声をかけてくれたのがkbbでした。
褐色の肌に、イタズラっぽい笑顔。彼がいてくれたから、辛い農作業も園長のイタズラも我慢できました。
私たちは毎日、日が暮れるまで一緒に遊びました。
夕凪に、サトウキビが、ざわわ、ざわわ、と揺れていました。
やべっ、いろいろ思い出しちゃって、涙がとまらないや。
昨日はお菓子と飲み物に片言の日本語で綴った手紙を添えて持って来てくれました。
へえ〜、結婚、したんだ、な。えぇ〜、子供が五人も!?かわいいんだろうな。。。
今度、酒、飲もうよ。あの頃みたいに、二人でさ。