失キン

「お前だけには絶対負けない!」

VSキングギドラのキャッチフレーズです。
ビオランテが「超ゴジラ」、モスラが「極彩色の大決戦」、メカゴジラが「この戦いで全てが終わる」、スペースゴジラが「破壊神降臨」、デストロイアが「ゴジラ、死す」
平成ゴジラのキャッチフレーズって毎年かっこよくて、やはりこれも毎年かっこいい生頼範義のイラストに添えられて、公開までのワクワク感を盛り上げてくれていたわけですが、当時小学生だった俺もこのキャッチフレーズを反芻しながら、年末の公開を指折り数えて楽しみにしていたものです。今思えば、一年スパンでこんなにもワクワク出来る楽しみがあった90年代前半って、すごく幸せな時代だったんだなと。
さて、そんなゴジラシリーズも製作が中断してから久しいですが、ここのところ映画ではなくてフィギュアで、あの頃のワクワク感にも似た懐かしい気持ちを味わわせてくれているのがこのシリーズ。

S.H.モンスターアーツ キングギドラ

S.H.モンスターアーツ キングギドラ

シリーズ中盤の総括とも言える商品がついに発売しました。今回は平成シリーズの中でも抜群の人気ながら、なかなかフィギュア化の機会に恵まれないキングギドラということで、ファンの期待も発売前からかなりのものだったわけですが、さて、どんなもんでしょうか。開ける前におしっこ行っておくかな。

これはうれしい箱のでかさ。ゴジラの約四倍。持ったときの重みとか、紙の材質とかもかみ締めながら、未開封で20分くらい弄繰り回してしまった。裏面の酒井ゆうじと川北紘一のコメントも泣ける。ってか、おしっこしたい。

やっと開封。ね、これもう、言うことないでしょ。造形は毎度裏切らない酒井ゆうじ。色は金一色なので、塗装のむら等無く、個体差でのクレームも今回は無さそう。
可動域は十分。首、尻尾は節毎にジョイントが仕込まれており、ぐりぐりとよく動く。翼も前後はもちろん、上下にも良く動きます。それでいて付け根が全く目立たないというのがすごい。キングギドラのフィギュア、特にソフビで一番気になるのが、この翼の付け根なので、ここはよく克服したなと、拍手を送りたいです。でも、アマゾンのレビュー見ると、翼の付け根が甘かったり、首や顎の付け根のジョイントが外れやすいといった意見もチラホラ出てるので、単に自分が当たり引いただけなのかも。でもそんなもん、ドライヤーでやわらかくして揉んでれば大体自分で解決出来るんだから、ちょっとガマンしなよって思います。
あーやばいホントおしっこ出そう。

対峙。ゴジラと同尺なのでサイズ感ばっちり。メインテーマが聞える!タイトルロールが見える!俺には見える!ぷっしゃぁぁぁ(失禁)

ふうぅ、、賢者モードであと何枚か。
広い可動域のおかげで、首巻きつけたり、噛み付かせたりが自由自在。翼で包み込むようなポーズが出来ると、生頼ポスターの完全再現が可能なんだけど、それは贅沢か。

ボーナスパーツは引力光線パーツ。ギドラの口にも光線側にも固定のための穴は無く、使うときは付属のスタンドで支えるだけなので保持が困難。ばっちりの角度で飾るとかっこいいんだけど、これつけるとえらくスペース取るんで封印だな。

最後に、生頼イラスト風ポーズで一枚。「お前だけには絶対負けない!」
しばらくは枕元において、寝る前にいじりまくります。これ、絶対買いです。最近ありがとうバンダイ。次はデストロイアかな。この調子で、必ず最後までやりきってください。